仏像というとどんなイメージがありますか。多くの方は寺院や博物館をイメージされるのではないでしょうか。なかなか個人として収集される方はまれに思われるのかもしれません。人によっては仏像は仏壇やご先祖様のイメージなどもあり、かなり重々しく捉えられております。従いまして、もし仏像をプレゼントする際はプレゼントする相手に確認をとってからして頂くと良いかもしれません。法具やペンダント、仏教的な意味合いを持つお守りなどは、よりライトなイメージで渡し易いかもしれません。しかし仏像をプレゼントする際でもそれを渡す相手の方の人となりを知っていたら問題ないと思われます。
もしプレゼントをするとなるとどのような仏像が良いのでしょうか?
「私は以前から観音様を信仰しています。」「昔から毘沙門天が好きです」といった特定の仏様を信仰されている方は、その種類の中から、大きさや素材・個々のデザインから選ばれても良いかと思います。
こちら側の気持ちの気持ちの持ちようではありますが、お供え等をしなくても問題ありません。粗末な扱いをせず手を合わせていただくだけで良いかと思います。インテリアとして思い思いの場所を選んで頂き、ご自身のお好きな場所に安置していただければと思います。
私自身、今まで多くの僧侶の方や一般の方にプレゼントしたことがあります。僧侶の方にはその方が信仰する念持仏や本尊と同じ仏像を差し上げました。以前に祖母が不動明王の像を探していたので、探してプレゼントしたことがあります。祖母は大層喜びました。大変信心深い方なので毎日拝んでいましたら、その像が最初の頃より何か雰囲気が変わってきたといっていました。やはり人形や置物とは違い仏像はなにか特別なものがあるのかと思いました。しかし多くの方が拝む目的ではなく、観賞用に用いるので、そういったことはないかと思います。
古来より国や地域を問わず、小さな仏像を懐に忍ばせてお守り、お守り仏として持ち歩かれております。日本でも鎧に忍ばせたり、ご自身の念持仏として持ち歩かれたりします。多羅堂では多くの小さくて持ち歩きやすい仏像をご用意させていただいております。付属の巾着袋やご自身のお気に入りの袋に入れていただいて携帯していただければと思います。
人は得てして弱いもので、国や場所を問わず、古来よりずっと何かに守られたいという思いがあります。仏様が近くにおられて守っていただいていると思えばとても心強い気持ちになります。
もし仏像をプレゼントするのが重々しく思われそうなら、仏教的なアクセサリーや法具などの方が良いかもしれません。