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仏像の選び方

お仏像を購入する際に、その選び方について迷われる方もおられるのではないでしょうか。
基本的には仏壇用の仏像でなければ、信仰する仏様や、ご自身のお好きな仏像をお選びいただければと思います。


特定の仏様がいなければ、個々のデザインからお選びいただくのも一つですし、仏様の「功徳(ご利益)」を参考にされるのも良いかもしれません。当サイトに載っている、それぞれの仏像の説明をご参考にしていただき、仏像選びの参考にしていただければと思います。

仏像の選び方
first1.「功徳(ご利益)」で選ぶ

例えば薬師如来は医王仏とも呼ばれ、昔から特定の方の「病気平癒」を祈った仏様と言われています。また、阿弥陀如来は「極楽浄土」の仏様です。現世の「安穏」と「極楽往生」を願って造仏されてきました。さらに、お釈迦様は唯一実在した人物で仏教の開祖であります。全世界で釈迦如来の仏像が造仏されております。


これらの仏様は全て如来であります。仏像は如来や菩薩、明王、天などに分類分けが出来ますので、それらも仏像選びの参考にしていただければと思います。


「私は以前から観音様を信仰しています。」「昔から毘沙門天が好きです」といった特定の仏様を信仰されている方は、その種類の中から、大きさや素材・個々のデザインから選ばれても良いかと思います。

second2. 十二支の「守り本尊」から選ぶ

ご自身の十二支の守り本尊から選ぶ方法もあります。十二支の守り本尊とは、生まれた年の干支によってそれぞれ守り本尊が定まっております。


子(ね)年生まれのお守り本尊は「千手観音」です。
千手観音とは蓮華王とも称されるまさに観音の中の観音といった菩薩です。我々の数々の願いを叶え、悩みを救ってくださいます。


丑・寅(うし・とら)生まれのお守り本尊は「虚空蔵菩薩」です。
虚空蔵菩薩とは、広大な宇宙のような無限の智恵と慈悲を持ったありがたい菩薩です。十三詣りの本尊としても有名で、子供の多福・開運を祈って、男女とも数え年13歳でおこなう祝いです。


卯(う)年生まれのお守り本尊は「文殊菩薩」です。
文殊菩薩とは、「三人寄れば文殊の知恵」といわれるように、知恵を司る仏様です。右手に智慧を象徴する利剣(宝剣)を持ち、左手に経典を乗せた蓮華を持ちます。釈迦三尊の一尊でもあります。


辰・巳(たつ・み)年生まれのお守り本尊は「普賢菩薩」です。
普賢菩薩とは、普く賢い菩薩といった意味で、理知・慈悲を司る行動力のある仏様です。文殊菩薩と共に釈迦三尊の一尊でもあります。


午(うま)年生まれのお守り本尊は「勢至菩薩」です。
勢至菩薩とは、大勢至菩薩とも呼ばれ、智恵の光をもって我々を照らしてくださる仏様です。阿弥陀三尊の一尊でもあります。


未・申(ひつじ・さる)年生まれのお守り本尊は「大日如来」です。
大日如来とは、あらゆる仏の中で最高位にあると言われていて、全ての仏の根源的な存在です。神仏習合では天照大神と同体と解釈されます。


酉(とり)年生まれのお守り本尊は「不動明王」です。
不動明王とは、明王の一尊で、大日如来の化身と言われています。「お不動さん」の名で親しまれ、我々を守護し、不浄を焼き尽くすとされています。


戌・亥(いぬ・いのしし)年生れのお守り本尊は「阿弥陀如来」です。
阿弥陀如来とは、極楽浄土の教主で、人々を成仏させるための誓願をたてられました。全ての方に光明をもって慈悲の光を照らしてくださいます。

third3. 仏像そのものの魅力「一期一会」で選ぶ

仏像は既製品とは違って、特別に造られた仏像のほとんどが一点ものとなりますので、まさに一期一会といえます。
それぞれの仏像は非常に考えられて、細かく緻密に造られておりますので、全体のお姿の雰囲気やお顔の表情、手の動き、衣のひだなどじっくりと観察して仏像選びの参考にしていただければと思います。


それぞれの仏像の中で、特に有名仏師の仏像はやはり他の仏像と比べ、価格がいくばくか高価になります。またサイズや材質、その仕事ぶりにも関係があります。 小さい仏像でも細かなところまで細工がしてあると、仮に大きなサイズのものよりも価格が高価になることもあります。仏像は、非常にたくさんの工程を経て出来上がりますので、その内容にも関係があります。
鍍金や金箔であしらわれた仏像はその素材上、高価になりますし、白檀・沈香なども同様です。仏像の表面に、様々な彫金が施された仏像など、手間暇がかかっている仏像も同様です。


仏像を作るには多くの工程が必要で、一つ一つ手作りですので、同じ形の仏像でも表情やお姿が微妙に違います。我々も一人として同じ姿や顔の者がいないのと同様に、仏像も同じことが言えます。そのことが仏像の奥深さの由縁の一つであるといえます。
国や地域によって同じ仏像の種類でも姿や形が多少違います。同じ金剛薩埵でも日本とアジアでは右手で持つ金剛杵の角度が違います。釈迦如来の仏像は様々なお姿で表されますが、タイなどの国では涅槃像などが多く見られます。
世界共通の仏像もあれば、その国にしかない仏像もあります。聖天さんの双身像は日本で多く見られます。色々な違いを楽しみ、その意味合いを知ることも、仏像選びの醍醐味の一つでもあります。

summary「仏像の選び方」まとめ

仏像は動きませんが、じっくり見ていると、いつもの表情と違うように見えるような時があります。その時の自身の心を投影しているのかわかりませんが、落ち込んだ時は何故かいつもより少し優しい表情で慰めてくださっているような気がする時があります。
仏像を鑑賞する際の角度によっても違いがあります。角度を変えてじっくり鑑賞していると、新たな発見を感じることがあります。この部分に彫金が入っていて、持物は何を持っていて、蓮華座の連弁の数はいくつあり...、などと興味が尽きません。


仏像とは非常に奥深い存在で、仏教の教理を体現した存在であり、生涯ずっとその奥深さを楽しむことができます。そのお姿や形から仏教の教理を学ぶきっかけになれば幸いです。

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list of goods当店の仏像一覧

釈迦如来

釈迦如来

仏教の開祖であり、仏様として唯一実在した人物。様々な教えが実践されているが、その全ての中でお釈迦様が信仰されている。

阿弥陀如来(アミターバ・アミターユス)

阿弥陀如来(アミターバ・アミターユス)

西方の極楽浄土の教主で、密教においては五仏の一尊に数えられる。極楽往生・福徳長寿のご利益があるとされる。

薬師如来(薬師瑠璃光如来)

薬師如来(薬師瑠璃光如来)

薬師如来は古来より病気平癒を主として、現世利益を司る仏様であることから、日本では「お薬師様」として広く親しまれています。

ヴァジュラサットヴァ(金剛薩た)

ヴァジュラサットヴァ(金剛薩た)

菩薩の代表格で、金剛(ダイヤモンド)のように堅固な菩提心を持つと称される。密教の付法相承の第二祖である。

持金剛

持金剛

後期密教では大日如来に代わって金剛薩たが五仏より上位に置かれる持金剛へと発展し、最高の尊格となりました。

文殊菩薩(マンジュシュリー)

文殊菩薩(マンジュシュリー)

仏様の知恵を司る菩薩で、卯年の守り本尊である。知性向上、学業成就などのご利益があるとされる。

観音菩薩(観世音菩薩・観自在菩薩)

観音菩薩(観世音菩薩・観自在菩薩)

慈悲を象徴する菩薩で、衆生を救済するために、様々なお姿に変化する。世界中で人気がある仏様である。

多羅菩薩(ターラ)

多羅菩薩(ターラ)

観音菩薩が衆生を救い尽くせないことのために流した涙から生まれたとされる仏様。チベット仏教圏内では圧倒的な人気があります。

弥勒菩薩(マイトレーヤ)

弥勒菩薩(マイトレーヤ)

弥勒菩薩は未来仏といって、今は私たちの世界にはいないが将来必ず出現する、未来の仏様として厚い信仰を集めています。

不動明王(不動尊・お不動さん)

不動明王(不動尊・お不動さん)

大日如来の化身であり、五大明王の中心尊である。お不動さんの名で親しまれ、根強い信仰がある。

毘沙門天(多聞天)

毘沙門天(多聞天)

四天王の一尊で仏法を守り、独尊として信仰されている。七福神のひとつに数えられ、商売繁盛などのご利益があるとされる。

聖天(歓喜天)

聖天(歓喜天)

多くは象頭人身の姿で表され、除災招福や子授けのご利益があるとされる。聖天さんと呼ばれ厚い信仰を集めている。

インドラ(帝釈天)

インドラ(帝釈天)

帝釈天はバラモン教の神が仏教に取り入れられ、護法神となったものです。初期では梵天と帝釈天は仏教を護る神されてきました。

大黒天(マハーカーラ)

大黒天(マハーカーラ)

元々は破壊の神でしたが、仏教に取り入れられた後、日本では七福神の一尊として加えられ、人気のある福の神となりました。

ミラレパ

ミラレパ

ヨーガ行者・詩人としての名声が高く、現在でも「ミラレパ伝」「十万歌謡」は多くのチベット人に愛読されています。

パドマサンバヴァ(グルリンポチェ)

パドマサンバヴァ(グルリンポチェ)

八世紀に活躍したインドの在家密教行者で、チベットに密教を伝来させた偉大な行者で、今でも厚い信仰を集めています。

せん仏(ツァツァ)

せん仏(ツァツァ)

小さな仏像や塔を掘り込んだ木型や鋳型に粘土を押し入れ、それを天日干しをして乾燥させたものです。

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